抗酸化ストレス-活性酸素・SOD測定など
生命維持に関わる酸素の一部は不安定で、さまざまな物質と反応しやすい活性酸素に変化し、細胞内の重要な生理機能(情報伝達・代謝調節・免疫など)に関わっています。一方で、活性酸素は細胞を傷つけ、老化・癌・動脈硬化など、多くの疾患をもたらす原因にもなっています。抗酸化物質は、直接的な活性酸素消去能(スカベンジング能)、生体内の抗酸化酵素の発現促進、あるいは活性酸素を発生する酵素の発現抑制、など種々の経路で酸化ストレスから生体を防御します。本カテゴリーの試験では、被験物質のスカベンジング能、培養細胞を用いた種々の抗酸化酵素の発現や活性の変化、活性酸素量などを測定します。